いぐさ工房 | 日記 | 和室、畳の価値。。。2500円!?

畳の価格。。。
一人親方で全ての工程を一人で行う場合、以下の様な内訳です。
「縁」「糸」「紙」「畳表」「工賃」に、「ガソリン代」「その他経費」など。
建設様式などから見て、まあ6畳が最小単位。
つまり、3坪～の「空間仕上げ代」な訳です。
そして、一度工事すると、5～10年はそのまま使い続ける。
何年も足蹴にされて使われて行く訳です。
単に一度の支払い額が枚数により多額になっていくというだけで、安易な業者選びに走って良いものだろうか?
結果は、絶対に「安物買いの銭失い」になります。
「一度工事したら、これから一生畳工事はしない」こんな意見、これもアリだと思ってます。
だがそれはそれなりの上質な素晴らしい材料を用いての話。
一生の保障は出来ませんが、そのつもりに叶う仕事はご提供出来ます。
湿度や使い方で、一生のつもりがやっぱり10年でボロボロ・・・っちゅーのは全然有り得る話で、そこが保障しかねるポイントです。
車の使い方に良く似てるかな。
そして、長く使うには、畳の凸凹が大敵!
以前に書きましたね。
凸の箇所は擦り切れ、凹は切れて裂ける。
長く快適に使っていくにはフラットな状況が不可欠。
残念ながら、フラットを目指して作業する職人は皆無です。
「そういう人はいるよ!」という方はご一報下さい。
普段の作業を見に行かせてもらいます。

「畳表替え工事一畳2500円」という業者が存在します。
志は底辺である事は確実で、完全に施主様の畳をバカにしてます。
仕事が発生すりゃあそれで良しの輩です。
施主が畳をバカにして、業者が施主の畳をバカにする、この方程式で良しならばそれもアリですな。